ミアーニ ソーヴィニヨン ジテッレ [2015] 750ml /イタリアワイン/白ワイン/フリウリ

ミアーニ ソーヴィニヨン ジテッレ [2015] 750ml /イタリアワイン/白ワイン/フリウリ

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「ワイナート」13号より

常識を遙かに凌駕するブドウによるコッリ・オリエンターリの究極的作品
これを飲まずして何を飲むのか

すでに使い古され陳腐な響きとなった「天才」なる言葉が、本来の驚愕と
畏敬の念を込めた輝きを放つとすれば、ワインにおいてはこの人に対しての
形容以外ではあり得ない。
エンツオ・ポントーー・二さん、43歳、ミアーニのオーナー。
常人には見えないものを見いだし、造りえないものを生み出す、天賦の才。
彼の畑に行けば、それが意味するところ、偉大なワインの偉大なる理由を、
リアリティとして理解することができる。

たぶん世界中のブドウ畑の中で、最も信じがたい光景。
収穫前に普通に見られるあのたわわに実った風景とは隔絶した、
背筋が寒くなるほどの、恐るべき空白に支配される畑。
畑にブドウがほとんどないのだ。

たとえばメルロ。

これほど小さい房を誰か見たことがあるか。
これほど小さい粒を、これほどの粗粒着を、
そしてこれほど少ない房の粒の数を、他に見たことがあるか。

これはあのプックリとジューシーなメルロほどではなく、
何か別物としか言いようのないブドウだ。
彼だけがこのようなブドウを造りだすことができる。
これほどまでに恐ろしいブドウ畑の風景を生み出すことができる。
未知なる生物をはじめて見るかの如き不安感とともに、
一粒口に入れてみる……なんなんだ、これは! 

ほとんど果汁がなく、ぶ厚い皮ばかりのブドウ。
だが、
ものすごい凝縮度。
おいしいなどという気軽な言葉では表現できない、ものすごい力。
甘美で、厳格で、流麗で、壮絶。このブドウは、
ミアーニのワインそのものの性質だ。

よく言われる「ワインは畑でできる」とは、こういうことだったのだ。


中略


母親の実家の畑から生まれたミアーニ(これは母方の姓)だが、
もともと大豆、大麦、コーンの栽培をも行なうこの地方の典型的な農家であり、
初ヴィンテージは85年というものの、最初は家庭で飲むワインだけを造っていた。

「なんとか満足のできるワインができるようになったのはこの5年。
それ以前はお話になりません」。

つまり現在のミアーニとは、彼の天才が独自に切り開き、
弛まぬ努力を重ねて到達したものなのだ。

「失敗もありましたが、自分自身で常に目標設定して、
試作を繰り返していくのが大切なのです。企業の下に入ったり、
誰かの指導に従ってワインを造っては、失敗はしないかも知れませんが、
独自性が出せません。しかし、いいワインとは、
『こういうワインが造りたい』という個人の心意気に基づくもので、
独自性がなければ生まれようもないのです」。

そうして生まれたのが、フリウリ最高、いや世界最高のワインの
ひとつと言っても過言ではないカルヴァーリとメルロである。
だが前者で500本、後者で1500本というあまりにも
少ない生産量ゆえに、日本にも正規に輸入されてはいるものの、
それこそ12本といったミニマムな数量であり、発売前からすでに
販売先が決まっている状態だ。
いつ入荷して、どこに行けば買えるのかさえ、尋常の努力では分からない。

それでもあえて言う。ミアーニは飲まねばならない。
筒単に買えないからと言って放棄するほどミアーニは
半端な存在ではなく、またそれで諦める程度の情熱なら情けないではないか。
ミアーニのないワイン人生など、もはや考えられるはずもないのだ。